悩み苦しむ毎日が続き、ついに体調に変化が生じても、
すぐに仕事を休むわけにはいきません。
「私が行かなければ!」「昨日あの患者さんと約束したことがあるから…」と、
いつも何かの使命感に追われてると、心も体も疲労を感じにくくなります。
医療現場は、常にギリギリの人員で動いていますし、簡単に休める環境ではありません。
人手が足りないのなら、「私が誰よりも働かなければ」と強い責任感をもつのも、
心の病を発症しやすい人の特徴的な傾向です。
また、心が病み始めている時ほど、「休んでいる間に、陰口を言われてしまったらどうしよう」等と
次々と不安をつくってしまいがちです。何が何でも出勤しなければと、また更に焦りだします。
女性の多い職場ですから、異様な暗黙のルールも存在し、ストレスとなるのでしょう。
何らかの体調不良に気付いてはいるものの、
それが心理的な問題が原因で起きているということに気付けない場合もあります。
医療従事者が、自分の健康状態を把握していることは得意分野であるのですが、
「まさか自分が心の病?!」と冷静に受け止められないことが多くあります。
この時、「頑張りが足りない」「きっと乗り越えられる」「私は看護師だから」などと、
自分が患者になるということは、全くと言っていいほどの“想定外”なのです。
“頑張り‐不安‐プライド”の悪循環がはじまり、心の病を発症する引き金となります。
