パニック症状は、自分の体調に敏感な人ほどよく現れます。
仕事で繰り返し失敗をすることや、周囲より能力が劣っている原因は、
自分が大変な病気に侵されているからと考えることが引き金となります。
動悸やめまい、胃や内臓の不快感、声の調子がいつもと違う、耳の聞こえが変などと、
ほんな些細なことでも、大病の徴候であると感じます。ところが、総合病院で検査を受けても異常なし。
いくつもの病院で検査を受けても、何の病気もみつかりません。
納得のいく診断名をもらえず、
「こうしている間にも病魔が体を侵している…」と常に恐怖を感じていきます。
すると突然、その場に立っていられなくなる程の、過呼吸や胸痛、
息苦しさや酷い吐き気に襲われます。これがパニック症状のはじまりです。
パニック症状は、悪化すればするほど、何の前触れもなく発作があらわれます。
発作が一度おさまっても、「またあの発作に襲われたらどうしよう…」と不安に思います。
時には死の恐怖さえ感じ、日常生活に支障をきたします。
広い場所、人が集まる場所など、特定の場所で発作が起きることが分かると、
部屋に閉じこもり、職場になかなか復帰することができなくなります。
上司や患者さんの前で発作が起きれば、仕事を続けることはできません。
発作が起きる不安をアルコールで紛らわせようとするケースもあります。
アルコール依存症や、重大な生活習慣病に至ることもあり、できるだけ早く、
心の問題であることに気付き、対処しなければなりません。
