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うつ状態

どんな医療従事者でも、仕事から解放された時間や場所でも患者さんとの出来事を
振り返る瞬間があります。その時間に楽しみにしていたテレビや食事を忘れ、
教科書を手にし、インターネットで専門的な知識や経験談をリサーチするのです。


同じような境遇の専門職との交流を楽しむのも、プライベートの1つになります。


ところが、そればかりに没頭していると、いつの間にか心身に負担をかけていきます。
患者さんや上司、後輩からもっと信頼されたい、もっといい仕事をしたいと思い、
明日の行動予定をシュミレーションしながら床に着く毎日となります。

 

このように、責任感とプライドが常に頂点に達しているその時こそ、
うつ状態に陥る危険性が高いといえます。


「ちょっと休んだらいいんじゃない?」
「あんまり頑張り過ぎると体調を崩してしまうのよ」などと
上司のちょっとした心遣いでさえ、不安を引き起こします。


「え?!私ってそんなに無理しているように見えてるの?」
「頑張り過ぎ?もしかして新人看護師みたいに見られている?!」
自分が必死になって守ってきたものを否定される感覚なのです。


「私って何?」「必要とされていない?」「誰も私のことはわからない」
…あまりにもマイナス思考なため、友人に相談しても
「そんなの考えすぎよ」と軽く受け流されてしまいます。


そして、抑えられない不安が新たな不安を引き起こします。


マイナス思考がマイナス思考の嵐を呼び起こし、発想の転換はもちろん、
日常的な会話さえおぼつかない程、同じ不安に心と体を占領されています。


引き続くうつ状態は、本格的な“うつ病”と表裏一体の危険な状態です。

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